概要
サブネットルーターは、ゼロトラストリンクのクライアントアプリをインストールできない機器(NAS、プリンター、監視カメラ、IoTデバイスなど)や、既存の社内ネットワーク全体にリモートからアクセスするための中継機能です。
サブネットルーターとして設定したデバイスが、指定したサブネット(例: 192.168.1.0/24)へのトラフィックを中継し、ゼロトラストリンクのネットワーク上の他のデバイスからそのサブネット内の機器にアクセスできるようになります。
サブネットルーターの仕組み
サブネットルーターは以下のように動作します。
- サブネットルーターとなるデバイスに、ゼロトラストリンクのクライアントアプリをインストールします
- クライアントアプリで中継したいサブネットをCIDR形式(例:
192.168.1.0/24)で広告します - 管理者が管理コンソールで広告された経路を承認します
- 他のデバイスがサブネットルーター経由で、指定されたサブネット内の機器にアクセスできるようになります
利用シーン
- 社内ネットワークへのリモートアクセス: 自宅や外出先から、オフィスのLAN上にあるファイルサーバーやNASにアクセスしたい場合
- クライアントアプリを導入できない機器への接続: プリンター、監視カメラ、IoTデバイスなど、ソフトウェアをインストールできない機器にリモートからアクセスしたい場合
- 既存ネットワークの段階的な移行: すべての機器にクライアントアプリを導入する前に、サブネットルーター1台で既存ネットワーク全体をゼロトラストリンクに接続したい場合
経路の承認とアクセス制御
サブネットルーターが広告した経路は、管理コンソール上で管理者(オーナーまたは管理者ロール)が承認するまで有効になりません。
- 広告された経路には「承認待ち」のステータスが表示されます
- 管理者が承認すると「承認済」に変わり、他のデバイスからアクセスが可能になります
- 承認された経路に対してアクセスルール(ACL)が自動生成されます
ご注意
- サブネットルーターとして使用するデバイスは、中継先のネットワークに物理的またはネットワーク的に接続されている必要があります。
- サブネットルーターのデバイスが電源オフまたはクライアントアプリが切断状態の場合、そのサブネットへのアクセスはできなくなります。
- 中継先のサブネット内の機器は、ゼロトラストリンクのクライアントアプリをインストールする必要はありません。
- サブネットルーターが中継するのはTCP/UDPのトラフィックです。