概要
オフィスや自宅のPCを、外出先からリモートデスクトップで操作する方法を説明します。OS標準のリモートデスクトップ(Windows)や画面共有(macOS)を、ポートをインターネットに公開せずに、ネットワーク越しにそのまま使えます。
事前準備
- 操作される側(ホスト)と操作する側の両方の端末にクライアントアプリをインストールしておきます(Mac / Windows)
- 利用中は両方の端末がオンラインである必要があります。ホスト側はスリープしない設定にしておきます
ステップ1: ホスト側でリモートデスクトップを有効にする
Windows の場合
- 「設定」>「システム」>「リモートデスクトップ」を開き、リモートデスクトップをオンにします
- 接続に使うユーザーアカウントとパスワードを確認しておきます
ご注意
- リモートデスクトップのホストにできるのは Windows 11 Pro / Enterprise / Education です。Home エディションはホストになれません(操作する側としては利用できます)。
macOS の場合
macOSでは、OS標準の「画面共有」を使います。
- 「システム設定」>「一般」>「共有」を開き、「画面共有」をオンにします
- 「画面共有」の情報ボタン(ⓘ)から、アクセスを許可するユーザーを設定します
- Windowsの端末から操作する場合は、同じ画面の「コンピュータ設定」で「VNC使用者がパスワードを入力して画面を操作することを許可」にチェックを入れ、VNC用のパスワードを設定します(Mac同士の接続では不要です)
あわせて、省エネルギー(またはバッテリー)の設定で「ネットワークアクセスによるスリープ解除」を有効にしておくと、スリープによる切断を避けられます。
ステップ2: 接続先のIPアドレスを確認する
- ダッシュボード(ztna.lolipop.jp/dashboard)の「デバイス」で、ホスト側端末の「IPアドレス」を確認します
スマートDNSが有効な場合は、IPアドレスの代わりに <デバイス名>.<ネットワークドメイン> という名前でも接続できます。デバイス名は「デバイス」一覧の名前、ネットワークドメインは「設定」>「ネットワーク」の「ネットワークドメイン」で確認できます。
ステップ3: 外出先から接続する
操作する側の端末で、クライアントアプリで接続した状態で、リモートデスクトップクライアントを起動します。
Windows から Windows に接続する場合
- 「リモートデスクトップ接続」を起動します
- コンピューター欄にステップ2で確認したIPアドレス(または名前)を入力し、「接続」をクリックします
- ホスト側のユーザーアカウントとパスワードでサインインします
Mac から Windows に接続する場合
- Mac App Storeから「Windows App」をインストールして起動します
- 接続先にステップ2で確認したIPアドレス(または名前)を追加して接続します
- ホスト側のユーザーアカウントとパスワードでサインインします
Mac から Mac に接続する場合
OS標準の「画面共有」アプリで接続します。
- 「画面共有」アプリを起動します(Spotlightで「画面共有」を検索するか、Finderの「アプリケーション」>「ユーティリティ」から開きます)
- 接続先にステップ2で確認したIPアドレス(または名前)を入力して接続します
- ホスト側で許可したmacOSのユーザーアカウントでサインインします
Finderのメニューバーで「移動」>「サーバへ接続」を選び、vnc:// に続けてIPアドレス(または名前)を入力しても、同じ「画面共有」で接続できます。
Windows から Mac に接続する場合
WindowsにはVNCクライアントが標準搭載されていないため、任意のVNCクライアント(ビューア)をインストールして使います。
- VNCクライアントの接続先に、ステップ2で確認したIPアドレス(または名前)を入力して接続します
- ステップ1の「コンピュータ設定」で設定したVNC用パスワードでサインインします
ステップ4: アクセスルールで絞る(任意)
リモートデスクトップに接続できる人を制限したい場合は、アクセスルールを設定します。
- 「アクセスルール」をクリックし、「ルールを作成」をクリックします
- 「接続元」に許可するユーザーやグループ、「接続先」にホスト側の端末、「ポート・プロトコル」に
3389/tcp(Windowsリモートデスクトップ)または5900/tcp(macOS画面共有)を入力して保存します
設定後の確認
- 外の回線(スマートフォンのテザリングなど)から、リモートデスクトップでホストの画面を操作できることを確認します
トラブルシューティング
- 接続できない: ホスト側の端末がオンラインか、リモートデスクトップ(画面共有)がオンになっているかを確認してください。ホスト側がスリープしていないかも確認してください
- Windows のホストに接続できない: ホストのエディションを確認してください。Home エディションはホストになれません
- Windows から Mac に接続できない・認証が通らない: ホスト側の「コンピュータ設定」で「VNC使用者がパスワードを入力して画面を操作することを許可」が有効か、VNC用パスワードでサインインしているかを確認してください
- 認証で弾かれる: リモートデスクトップの認証は、ホスト側OSのユーザーアカウントで行います。ユーザー名とパスワードを確認してください
- 上記で解決しない場合は「接続できない場合の対処方法」をご覧ください
ご注意
- リモートデスクトップの認証・暗号化はOS側の仕組みで行われます。ホスト側のユーザーアカウントやVNC用パスワードには、推測されにくいパスワードを設定してください。
- アクセスルールを1件でも作成すると、ルールにない通信はすべて拒否されます。最初のルールを作成する前に、必要な通信をまとめて洗い出してください(ルールが1件もない間は、すべての通信が許可されています)。